借金大学生さんちゅのブログ

借金大学生の返済奮闘日常です!

歯車が狂った瞬間その2

こんにちは!こんばんは!さんちゅです

前回の続きになります。長くなりますが暇つぶし程度に読んでください😊

 

時が経って中学生3年生になります。いよいよ受験生です。しかし中学3年生の4月の段階で受けた県内統一テストでは偏差値が40程度でした。

サッカーの事ばかり考えていたので勉強はろくにしてこなかったのです。その結果を見た母親は悲しそうな顔をしていました。今でも鮮明に覚えています。母親は仕事で殆ど学校行事に参加出来ていなかったので理想と現実のギャップが凄かったのだと思います。

その顔を見た時に、僕と妹にご飯を食べさせるために殆ど休みなく働いている母親を裏切ったような感覚に襲われました。そこで勉強をすると決心し、日々の授業の取り組み方やテスト勉強に対する意識を変えました。

そして6月の県内統一テストでは偏差値が55まで上がりました。たった2ヶ月でここまで上げることが出来た達成感とそれを見て喜ぶ母親の顔を見て嬉しさと同時に涙が溢れてきました。

その後も順調に学力は伸び、出願する時期には偏差値は65辺りの高校がA判定になるくらいまでになりました。A判定は貰っているものの一応滑り止めで60あたりの私立高校を受験し合格しましたが行く気は全くありませんでした。

そして公立高校の受験をし、結果を待つ時期になりました。正直テストはかなり解けた上、見直しも何回もして完璧でした。自信に満ち溢れて結果を見に行きました…が残念ながら不合格でした。

テストの点数は合格点を40点ほど上回っていたものの、中学1、2年生でサボりまくったお陰で内申点がボロボロだったのが原因でした。

その結果を母親に伝えると「お疲れ様!よく頑張った!」と褒めてくれました。しかし自分は私立高校の高い学費を見て「絶対に公立高校に受かって母親の負担を減らしたい」という覚悟の元受験をしていたので「学費」という2文字が頭から離れず申し訳なさから泣きながら母親に何度も頭を下げました。しかし母親は「頑張ったからいいじゃない!」と笑顔で言ってました。それが余計に辛かったです…

そして入学前の手続きをすることになり高校に行きました。制服だけで8万円もしました。我が家にとっての8万円はとても大きい額です。でも母親は「似合ってるね!」と嫌な顔ひとつせずに笑っていました。ここで自分は「母さんがここまで俺に尽くしてくれてるんだから高校では覚悟を決めて勉強をしよう」と心に決めました。

その3へ続く→